たこ焼きの原価率
■たこ焼きって高くない?
たこ焼きは銀だこさんなどが多いお陰で、今やどこでも(あちこちのお店や、フードコート、駅の近く、ショッピングモールなどなど)食べられるが、自宅でたこ焼きを作るとだいぶ安い印象がある。
外で食べると、1船8個入りとか、10個入りとかで、500円位する。
今日もなんとなく外でたこ焼きを食べていて(結局この価格設定でも食べてしまうので、受容と供給の市場原理からしっかり価格が決まっているのだろうと思うが)
自分で作った時の感覚では、だいぶ安かった気がするので、これって結構高い設定なんじゃないか?と思ったので、すごくざっくりと調べてみた。
■原価率で見ると意外と全う
いくつかネットで調べてみた。全然情報がなかったら、自分で必要な材料の量と種類を考えて計算しようかと思ったが、考えることは一緒で、皆さん自分で作った際に計算したりしているらしい。
かつ、たこ焼きオーナーとして開業する人を支援する?ような起業やコンサルタントさんのウェブサイトもあったので調べてみた。
(結構たこ焼き開業したい人も多いのかもしれない・・・)
で、かなり恐らくだけど、たこ焼きの原価は30%~35%位なんじゃないかということになった。
飲食店の原価率の目安が(もちろんお店によって全く違うことは前提だけど)30%程度と言われているので、別段、たこ焼きはそんなにぼったくりって感じではなさそう。
ちなみに、フランチャイザーみたいな形で記載されているのは、
http://www.osakayaki-santa.co.jp/fc_plan.html
http://11salon.jp/takoyaki/content/view/43/
あたりで、前者のサイトには通常たこ焼き店の原価率は30%~33%です、と記載されている。
フランチャイズという性質上、こういう所での記載は高くなっている可能性もあるけど、まあそれなりに妥当な数字なのかもしれない。
もちろん原価率はあくまで率だから、売上というか、価格設定によってかなり異なってくるわけだが、今回見ている感じだと、400円~500円/船の値段設定でも、原価率はこの位のようだ。
そうするとたこ焼き1セットを作成するのに、120円~180円程度の金額がかかっているのではないか?という想定ができる。
ちなみに、自作で作って原価を公表している方の情報をみると、やはり高いのはタコ、大きなタコを入れれば入れるほど原価が上がっていくようだ。
なお、タコは世界ではそれほど多く食べられていなく、世界の消費の半分以上は日本らしい。それもなかなかすごい話だが、それは裏を返せばたこ焼きが世界に広まって、世界でのタコの消費が増えれば、タコの値段上昇につながりかねない・・・注意。
というわけで、たこ焼きの原価率は30%~35%程度のもよう。