苦手な分野で勝負するより強みを活かした方が伸びるし楽しい
有名ブロガーのちきりんさんが、「考える力の弱い人へ」という日記を書かれていました。
「考える力の弱い人ほど、行動すべし」ということで、ここに書かれている、「他の人と違う経験をすることで考える力を伸ばす」という部分は非常にそのとおりだなあ、と思います。
一方で、ちきりんさんも書かれているように、
“考える力には(生まれつき)個人差があります。
他の能力と同じように、つまり、走る力とか、歌う力とか、香りを嗅ぎ分ける力などと同じように、生まれつき、それが得意な人と下手な人がいるんです。“
ということで、考える分野でも得意不得意が当然にあるわけですから、ベースとして考える力を鍛えておくことはもちろんいいと思うのですが、そうでない、自分の得意な分野で勝負するようにした方がいいのではないか、と思います。
それぞれの人に強みがあるわけですし、無理に苦手な分野を補って「そこそこ」のパフォーマンスを発揮するよりも、自分の強みを活かして、そこで突き抜けた活躍をする方が伸びるし、楽しいと思うのです。
もちろん今の世の中で、誰もが自分の強みを最大限に活かして生活していく機会があるわけではないことは重々承知ですし、考える力は基礎として非常に大切だと思いますが、苦手なことを伸ばす、ということに注力しすぎて、大切な自分らしさ、自分の強みを伸ばして活かすことから目が離れてしまうと、そのほうがむしろ勿体無い損失だろうと思います。