残業しても評価につながらないのは当然だと思う
Pressoで、「残業しても評価変わらず…社員との認識にずれ」
残業しても評価変わらず…社員との認識にずれ (読売新聞) - Yahoo!ニュース
という記事を見た。
政府の”ワーク・ライフ・バランスに関する個人・企業調査”の結果らしい。
残業をしている人の多く(とはいえ53%程度だが)が上司から見て「がんばっている」と思われているのではないか、と考えているのに対し、人事評価では「評価しない」が7割を超えたことを、ギャップ、として紹介している。
これを読んで2つ思った。
1、記事にあるのは本当にギャップ?
頑張っている、と人事評価は異なるので、両者の認識にギャップが有るわけではないのではないか。
2,評価は成果に対してなされるべきで、残業そのものが評価されないのは当たり前では?
評価は、「どれくらい長く働いたか」ではなくて、「出した成果」に対してなされるのが当然だと思うので、残業は直接は、人事評価に貢献しなくて当然だと思う。
むしろ、残業代がつく会社だったとすると、出した成果が一緒なら、残業をしない社員の方が、コストが安い分評価されて当然だと思う。(むしろ、短時間で成果を出せる方が、同じ業務でいっぱいいっぱいの人よりも、他の業務も頼みやすい)
ただ、最後の「社員が残業や休日出勤をほとんどせず、時間内に仕事を終えて帰宅している」ばあいに、マイナスの評価をしている会社がある、というのは理解しづらい。
「時間内に仕事を終える」の定義次第だが、もし課されたミッションを完了しているなら(チームプレーで他の人をサポートするのがより良いという観点はあるかもしれないが)その人はやるべきことはやっているのであり、評価を下げられるべきではない。
むしろ、会社がそれを是とせず、長く働いて成果を出すことを求めるなら(それもそれで方向がおかしいと思うが)そのような業務をアサインしていない、という上司のアサインメントの問題だと思う。
横道にそれそれになってしまったが、残業をするかどうかは、その人の働き方と能力の問題であって、評価に繋がるものではない。評価は成果に対してなされるべき、というのがいつもこういう記事を見ると思うことだ。
加えて、個人的には「残業代」というものが支払われる仕組みはあまり好きではない。
とか書いているものの、最近は終電近くまで仕事をすることが多くなってしまっているので、自分の能力不足を解消したり、働き方を見直すことで、もっと効率を高めたい・・・