万夜一夜物語

万夜一夜物語(よろずやいちやものがたり) 自分の思考や気持ちを整理して記載していくブログです。自分を前に進めるために、残していくために。

区切りや打ち上げの重要さ

先日の投稿

http://tomatsuhiroto.hatenablog.com/entry/2014/04/26/010131

で記載したように、仕事は基本的にはずっと継続していく、長期戦だと思っている。

でも、というかだからこそ、継続して高い成果を上げ続けていくためには、自分やチーム、会社にとっての、区切りや打ち上げなどは非常に重要だと考えている。

 

やる気があって、タフな人でも、ずっと区切りなく仕事をやり続けるのは結構大変で、どこかで気持ちが切れてしまいそうになったり、波が出てきてしまったりする。

それをできるだけ避けて、常に高い意欲で、集中して走り続けるためには、仕事の区切りをつける、ということが有効だと思う。

 

例えばひとつのプロジェクトを終えた時に、何もせずそのままなんとなく次のプロジェクトに入るのと、一旦そこが区切りであることを皆で認識して、良かったこと、今後改善すべきこと等、そこまでの総括をし、頑張った自分たちを認め合って、打ち上げを行った上で、新たな気持ちで次に進むのとでは、パフォーマンスに大きな差が出るのではないか。

 

メンバー全員で、区切りを確認して、そこまでやった自分たちを認め合う、感謝をしあうということは相互に元気が出ることだし、そこでここまでの総括をしておくことで、それ以後に繋がる学びも多く得ることができる。

 

特に気をつけたいのは、プロジェクトなどが失敗してしまった際にも、きっちりと総括や、打ち上げも行うこと。

失敗こそ、次にそのまま引き継ぐのではなく、きちんと区切りをつけ、今後の改善策を明確にした上で、同じことの内容、切り替えて進まなくてはいけない。

打ち上げ、というとうまくいった際のものだと考えがちだが、むしろうまくいかなかった時こそ、打ち上げを行った方がよいのではないだろうか。

 

仕事が定例で区切りとするべき所がない、という場合は「期間」を基準にすることで、区切りを作るといいと思う。1年とか、1クオーターとか、1ヶ月とか、そういった単位をやりきったことをきちんと総括して、区切りとしつつ、新たな期間に向かうほうが、気持ちも乗るし、パフォーマンスも上がるだろう。

 

区切りを細かく刻んでいって、気持ちを切らさないこと、常に自分たちが前進していることを確認していること、学びを総括すること、などは継続的に成果を上げていくには必要なことなのではないか、と思う。

 

時々制度として見かける、区切りに取れる「ピットイン休暇」みたいなものも、こういう区切りをより明確にするには、いい制度なのかな、と感じている。