「映画」パラダイス・ナウを見た、うっかり吹き替えで・・・
パレスチナ紛争で、自爆テロを試みる若者の映画「パラダイス・ナウ」を見た。
映画はゴールデン・グローブ賞最優秀外国語作品賞をとった作品だし、テーマ性もしっかりしている、監督もパレスチナ出身ということで、非常に良く出来ていたと感じたし、緊張のトーンも程よく、最後まで集中して、映画を堪能することができた。
内容については、今後見る人のために記載しないが、人におすすめできる良作だと思う。
ただ、一つだけ後悔している失敗がある。
それは、「日本語吹き替え」で見てしまったこと。
なぜかこの映画は初期設定が元の言葉ではなく、日本語になっている。
いきなり日本語が聞こえてきたことにすぐに気づき、普段から原語と字幕でみることにしている自分としてはすぐに言語を切り替えようとしたのだが、うまくいかない。
見終わって初めて気づいたのだが、このDVDはなぜか、放送中にはうまく言語切替ができず、メニュー画面から設定しなくてはならなかったのだ。
うまく切り替えができずに、当初は日本語吹き替え版しかないのかと思った僕は、泣く泣く日本語で見たのだが・・・
この吹き替えが違和感ばかりでひどい。最後には多少慣れたが、それでも違和感は消えきらなかった。いい映画だし、空気感も含めて楽しみたい映画だっただけにそこはすごく残念。
吹き替えの担当は、窪塚洋介、ARATAさんらが担当しているらしいが、正直これはないな、と思った。
はじめの10分位はあまりにもひどくて、見るのをやめようかと思ったほど。
映画を大事にするなら、こういう部分ももっと大事にしてほしいと思う。知名度のある人が中身に共感しているからって吹き替えをやらせるのは間違っている。
次からは言語設定をもっと気をつけようと思った。
あまりにもひどかったのでちょっとぼやきたくなった、映画が良かっただけに非常に残念。
ただ、繰り返しになるけど、映画自体はとてもよかった。
アラビア語で見なおしてみようかと思う。